となりのCE室

あなたは医療関係者ですか?

【転職の思考法】北野唯我さんvoicyに学ぶ医療人のキャリア論

こんにちは!@momograndpaです。

今回もキャリア論です。

現在大ヒットしている「転職の思考法」ご存知ですか?

自分も読まさせていただきましたが、非常に明快。転職に悩んでいない人も、悩んでいる人も必読です。決して転職を勧める本ではなくて、自分のキャリアを棚卸しして、仕事を見つめるのに非常に役に立ちました。

おすすめです。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

今度感想をブログにまとめます。

 

そんな北野さんですが、voicyでそもそもラジオを配信しています。

キャリアについてやそもそも論についてぬるく考えるラジオ…と銘打っていますが、ぬるくなんかない!笑

非常に自分にとってキャリア論が熱くて、通勤で楽しく拝聴しています。

そんなそもそもラジオの8月27日の回、臨床工学技士のみならず、医療者にばっちりな回がアップデートされました。

内容を紹介しながら、これからの専門職について、すこし考えてみたいと思います。

 

  1. 結局コモディティ
  2. 掛け算が重要

 

結局コモディティ化している

医療者は国家資格を持っている人がほとんどです。

しかし、そもそも資格があるということは、仕事が定型化されており、コモディティ化していると北野さんはおっしゃいます。

コモディティとは?

差別化が難しい、一般化しているということ。商品価値が普遍、汎用化されているということ。

つまり、隣の同じ資格を持っている人と何が違うのか、ということです。

せっかく国家資格を取得して、他の一般職の人と差別化が図れたのに、国家資格を取得した人の中では、なんの差別化も図れず埋もれてしまう。

あなたの代わりは、国家資格を持っている人だったら誰でも良いという状況を自覚しなければなりません。

この話を聞いて、非常に納得できました。

臨床工学技士も、業務の幅は広いとはいえ、臨床工学技士としてできることは決まっています。もちろん、看護師さんも、理学療法士さんも、作業療法士さんも、臨床検査技師さんも…

その幅の中でしか、その国家資格は役に立ちません。

 

掛け算が重要

キャリアには掛け算が重要である、と様々なキャリア論の中で言われるようになりました。

例えば100人に1人持っているスキルが3つあれば、1/100×1/100×1/100で「100万分の1」の人間になれる、ということです。

北野さんは資格を持って働いている専門職も、この考え方が重要であるとおっしゃっています。

では、どうすればそのように掛け算で良いキャリアを歩むことができるでしょうか。

2点、北野さんは答えを用意してくださっています。

 

  • 伸びている場所に賭ける

医療の現場は伸び悩んでいる状況ですが、伸びている、必要とされている業務や部署もあります。

臨床工学技士でいえば、新しいテクノロジー、在宅医療、内視鏡業務、アブレーションなどでしょうか。

また最近、病院でも医療の質や医療安全、教育、経営を重視した部署を置いているところが多くなってきています。

そのような伸びている場所に自らを置いたり、知識をつけて、伸びているものに関わることで、必要とされる人材になることができます。

つまり、上司を見て仕事をするのではなく、マーケット(医療業界や他の業界)を見て仕事をする。

必要とされるスキルや技術を、情報収集しながら、追い求めましょう。

 

  • リーダーの経験を積む

35歳以降で転職をする、となると、病院では課長、技士長、主任など、役職やリーダーのポジションで雇用されることが多くなります。

となると、今いるところで、35歳までにリーダーシップやマネジメントの経験が無いと、新たな転職先を探すことは非常に難しくなります。

これは、自分も耳が痛い話です。

少人数でも良いから、リーダーシップをとって、業務をするという経験は非常に重要です。

 

コモディティを!

国家資格をとって安心…という時代はとっくに終わりました。

国家資格を持っている人がいるということは、そこで横一線、自分の代わりは、国家資格を持っていれば、いくらでもいるということです。

他の掛け合わせの経験や技術を持っていなければ、資格自体に価値はありません。

病院で働いて行く中で、学び続けて、脱コモディティを目標にしていきましょう!

医療ミスを起こさないための3つの心がけ

こんにちは!@momograndpaです。

医療に関わる仕事をしていて、避けて通れないのが、ミスです。

あなたはミスをしたことがありますか?

絶対ありますよね。自分もあります。新人時代は1日に薬剤投与忘れ、採血忘れ、計3件も起こしてしまったことがあり、相当落ち込みました…

ミスは必ず起こるものです。そのミスが患者さんの命を脅かすようなミスにつながらないように、また、同じミスを犯さないようにすることが重要です。

そのために、自分が心がけている3つのミス予防法を挙げてみます。

  1. 精神を分ける
  2. 確認の方法
  3. 最悪を想定する

 

精神を分ける

いきなり精神論かよ…って思われても当然ですが、精神論です。

プライベートで何か心配事があったり、悩み事があると、人によって程度の差はあれど、必ず仕事にも影響を及ぼします。

だからこそ、仕事とプライベートの切り替えは必要です。

プロだから当たり前、と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、全ての人がプライベートの心配事が原因でミスしないという保証はありません。自分も、あなたも。

それに、大なり小なり医療ミスが起きた際、患者さんに対してそれを言い訳にすることはできません。

医療ミスを分析する際には、ミスをした職員がどんな精神状態だったのかも確認するようにしましょう。

 

確認方法

確認不足…ミスの報告書にもそう書いて満足していませんか。

確認していれば、本当に防げるのでしょうか。

確認の方法について、考えてみましょう。

その確認方法は、本当に有効でしょうか。流し見ただけでは確認とは言えません。確かに実行されていることをみて、確認と言えます。

自分が起こしてしまった医療ミス(改変してあります)を紹介します。

透析装置の自己診断、水漏れ、外装チェックを透析前に行います。しかし、多くの透析装置があるため、自己診断のみを見て、水漏れチェックを怠ってしまった。ある装置で水漏れがあり、朝から水漏れをしていたと思われる水の跡が発見された。

自己診断を見る、外装チェック、自己診断を見る、外装チェック…を延々と繰り返していると、人間は繰り返しの作業に弱いので、どこかで抜け落ちる可能性があります。

ここで自分がとった対策は、自己診断の確認と外装チェックを分ける、ということです。

それぞれの確認に集中することで、集中力を維持することができます。

(ここに挙げた対策は一例です。人によって合った確認方法はあると思います)

 

重要なのは、自分が確実に、確認しやすい方法を工夫するということです。

書類仕事でミスがある場合は、チェックリストを作成するのも良いでしょう。

業務でミスがある場合は、最後に確認しなければならないことを書き出してみるのも良いでしょう。

忙しい中、確実にチェックしなければならないことを把握し、自分なりの確認する方法を確立することで、ミスは格段に減っていきます。

 

最悪を想定する

今自分が行なっている業務の、最悪を想定しましょう。

そうすることで、どこを注意しなければならないのか、どこが事故が起きやすいのか、ミスをしたとき、なぜ重篤になるのかを想定することができます。

そうすることで、注意しなければならない点が見えてきます。

例えば、透析における穿刺の誤抜針を考えてみましょう。

 

穿刺の誤抜針は、最悪の場合どうなるでしょうか。

返血側が抜けて入れば、血液が体外に大量に出て患者さんは死亡する可能性があります。

脱血側が抜けて入れば、空気の引き込みにより、エアが混入されますが、返血側にある気泡検知器で気づけます。

しかし、気泡検知器が作動していなかった場合は、どうなるでしょうか。気泡の大量混入により、患者さんは死亡する可能性があります。

このように、リスクを想定することができます。

気泡検知器の作動点検が重要であることもわかりますし、抜針の場合は返血側に特に注意して固定しなければならないことも想定できます。

 

自分が起こしてしまったミス、また他人が起こしたミスの「最悪」を想定することで、最悪に至る前にミスを止める対策や、自分の注意点を探すことができます。

 

人はだれでも間違える

ミスをしない人間はいません。

すべての人はミスをします。

重要なのは、ミスから学ぶことです。二度と起こさないように、起こっても取り返しのつかないことにならないように、組織として、取り組まなければなりません。

そのために、まずは個人として医療ミスを起こさないような3つの心がけをしてみてはいかがでしょうか。

ブランド「医療」人になる!田端さんから学ぶキャリア戦略9選

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@momograndpaです!

流行りに乗っかって、田端信太郎さんの「ブランド人になれ!」 を読んだら、非常に学びが多かったので、 備忘録として残しておきます。

そして医療人として、どのようにブランド力を高められるか、 という視点ですこし書いてみましたので、 ご参考になれば幸いです。

 

はじめに〜病院は個のブランドが埋もれる

この本は個人のブランド力を高める方法が書かれている本ですが、 なにかを成し遂げたい、 何者かになりたいと思っている医療関係者は、必読だと思います。

 

なぜなら、病院ほど個人のブランドが埋もれる場所はないからです。

企業は自社の製品を売らなければ、利益を出すことはできません。

しかし、病院は特殊な治療でない限り、また命の危険があれば、患者さんは否が応でも受診せざるを得ないからです。

つまり、現場は頑張らなくてもなんとか利益をあげることはできます。

しかも、コメディカルの対応がよほど悪くなければ、さほど利益に差は出ません。(医師はまた別の話ですが)

 

しかし、多くの病院は終身雇用で従業員を雇える体力が無くなってきています。

少子高齢化により、診療報酬は削られてきます。 国家予算の大部分を厚生労働省の医療・介護費にあてなければならないからです。

診療報酬が削られれば、病院の利益は減っていきます。

しかも人口は減少していくので、受診する人たちも減っていきます。

利益が出にくい構造になっていて、新しく生み出すことができない、しかもどんどん減っていくおはじきを奪い合っているだけなのです。

そんな状況下で、病院にぶらさがり、個人のブランド力がなければ、資格を持っていたとしても路頭に迷うこともあり得ます。

仕事を生み出す側に立っていなければ、病院や医療業界が破綻した時に、巻き添えを食ってしまうかもしれません。

そうならないためにも、田端さんのこの本は必読です。

医療人という立場から、田端さんから学べる9個のキャリア戦略を紹介します。

 

  1. ブランド人の仕事は「お客様を喜ばせること」
  2. 圧倒的努力で、量をこなす
  3. 名乗りを上げる
  4. 金魚鉢理論
  5. 病院勤めはノーリスク
  6. 院外へのインパクト、人脈を狙う
  7. 病院は共同幻想
  8. 現地・現物・現場を体感する
  9. 正直者、誠実であること

 

ブランド人の仕事は「お客様を喜ばせること」

医療人のお客様は、まずは患者さんです。患者さんの「 健康になりたい」という生存本能欲望を嗅ぎ分け、 どのような状況に持っていくのが、本人にとって、 家族にとってベストなのかを考えることが、 ブランド医療人として重要だと感じました。

そうするためには、どうすれば喜んでもらえるか、 想像力を働かせなければなりません。

そこで重要になってくる視点が、自分の家族と向き合うことです。

もしも家族が同じ状況になったら、 どうしたいかを考えることで医療人としてのブランドは上がると思います。

 

また、コメディカルにとっての他のお客様は、「他職種者」です。 他職種者がどうやったら楽に仕事ができるか、 どうやったら安全に職務をこなせるか、 そこにニーズを見出すことによって、 新しい仕事が生み出せるかもしれません。

 

圧倒的努力で、量をこなす

堀江さんも著書の中で仰っていました。「不安」 は経験不足だから起きる、と。

量は質に転化します。

穿刺をしまくる。

CRRTの回路を組みまくる。

人工呼吸器をつけた患者さんのベッドサイドに行きまくる。

患者さんとコミュニケーションを取りまくる。

学会発表をやる切る。

院内の研修会をやり切る。

メンテナンスをやり切る。

論文を読み切る。

…etc

 

量をまずこなしましょう。

経験上、たくさんやったことは、失敗に対処もやりやすくなります。

こうすればうまくいくという効率化を生むこともできます。

やれることはたくさんあります。

 

名乗りをあげる

チャンスにはい!と手をあげることを意識することは重要だと思います。いつチャンスが転がってくるかわかりません。

学会発表は比較的名乗りをあげやすいかと思います。先輩の順番待ちをしているのなら、マイナーな学会に絞って発表をしたっていいかもしれません。

 

院内にプロジェクトチームや特定医療チームはありますか?

「詳しくなってから」「学んでから」では遅すぎます。

入ってから学べばいいんです。

チーム内でどのようなことに貢献できるか、というのは入ってみて初めてわかります。

私ごとで恐縮ですが、呼吸サポートチームに、人工呼吸器を触ったことがない状態で入りました笑

それでも、現在はNPPVチームのリーダーとして、参加させていただいています。

まずはやってみる。

上手くなってから、やれるようになってから、ではいつまでたっても前に進まないので、まずはやってみてトライアンドエラーを繰り返していきましょう。(もちろん患者さんに影響がない範囲で)

 

金魚鉢理論

金魚鉢理論とは、金魚が入っている金魚鉢に透明なアクリルを入れて二つに仕切って、片方に金魚を置いておくと、例えアクリルがなかったとしても、金魚はアクリルがあった向こう側には行かなくなってしまう… という理論です。

ではその金魚を、 アクリルの向こう側に動くようにするためにはどうするか。

何も知らない金魚を入れる。

行けることに気づくのは、世間知らずな金魚が入ったときです。

医療業界は成功体験が染み付く現場です。だからそれをどうやって崩していくのか、非効率で、 慣例化しているものを崩して、最適化、 効率化していくのかは新人や慣習を気にしない金魚のようになって いきましょう。

 

病院勤めはノーリスク

病院に勤めていたとして、クビになることってあるでしょうか。

わざと病院に損失を与えたりしないかぎり、クビになることはありません。勉強会や学会発表が失敗したからと言って、失うものは何もありません。病院というリソースを使って、失敗できる環境にあることは非常に価値のあることです。

ただ企業と違い、病院はハイリスクなことがひとつあります。

それは患者さんの命を危険にさらすこと。これだけはやってはいけない。

常に患者さんにリスクがあることは、避けなければなりません。 もちろんリターンがあればチャレンジするべきですが、 患者さんの同意がないままに行うことは避けなければなりません。

その境目を知ることもブランド医療人の一歩だと思います。

 

院外へのインパクト、人脈を狙う

院内の人事制度はますます厳しくなってきています。

その中で、たった数万円の給料をあげるための院内への評価はプロセスであって、 ブランド医療人になるためには、院外へのインパクトを残すことが重要です。

そのためには院外からの刺激も必要です。院外、あるいは医療業界以外の人と食事をしたりする機会あることで、自分はいかに狭い世界で仕事をしていたかに気づくことができます。

外部にアウトプットすることは、自分がおもしろく、やっていて楽しい、インパクトのあるものを発表するようにしましょう。

 

医療業界はヘッドハンティングが盛んに行われているわけではないと思います。

ですから35歳までに声がかからないとやばい、と田端さんは仰っていますが、これは35歳までに院外に自分の存在が知られていないとやばい、と置き換えることができるでしょう。

何を知っているか、何をやっているかよりも「誰に知られているか」のほうが重要です。

どんなに院内で素晴らしい治療法や取り組みを行なっていたとしても、院外に発信していなければ、やっていない、 存在していないも同然。

業界でトップや、憧れの人に「おもしろいね」と言われることを目指しましょう。

女性起業家経沢香保子さんもvoicyでおっしゃっていましたが、アウトプットが先で、アウトプットされる状況に追い込まれてはじめてインプットの価値はあがります。

 

外への発表は、学会発表や論文投稿だけではありません。

Twitter、このようなブログなど発信する媒体はいくらでもあります。むしろ学会発表などよりも気軽にすることができます。

 

病院は共同幻想

企業も病院もただの共同幻想です。病院を自分のために利用していくようにしましょう。

歯車の一部にならず、歯車=システムを作る側にまわりましょう。 最初は歯車で良い。業務を行う側で良い。そこから、効率よくシステムや歯車を回す側に、業務を作る側に回らないと、仕事はなくなっていってしまいます。

医療業界は崩壊が叫ばれています。効率化を積極的に進めていけば、名乗りを上げられるかもしれません。 北野唯我さん著書の「転職の思考法」でも書かれていましたが、衰退業界にこぼれ落ちている非効率を効率化するだけで、人材としてトップクラスになれます。

 

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

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現地・現物・現場を体感する

実際医療業界でも間違った情報や偏った情報が非常に溢れています。

何が正しいのか判断できる情報リテラシーを身につけるためには、現地で、現物を見て、現場を体感して、必死に調べ、 試行錯誤するしかありません。(何度も言いますが、患者さんに影響がない範囲で)

マネジメントするにしても、 部下や後輩の言っていることや、現場でやっていることを肌身で感じないと 、正しい意思決定や人を動かすことはできません。

患者さんに最適な治療を考えるときも、現場に行って、患者さんと話して、症状を聞いてはじめて正しい判断を下すことができると思います。

 

正直者で、誠実であること

医療業界では正直者で、誠実であることは、ひとつの踏み絵です。

忙しい中、ちょっとしたミス、ニアミスを報告するかどうか。

体育会系の中にあって、後輩に対してどう接するか。

他のコメディカルに対して、どう接するか。電話の応対は誠実か。

メーカーさんへの態度はどうか。

医師の指示の下で動くコメディカルにおいては、難しい選択を迫られることもあると思います。

 

医師や上司に対して、敬意を持って意見をぶつけましょう。相手の立場によって意見をコロコロ変えるような人間にならないようにしましょう。

誰であろうと、 敬意と感謝と誠実さを持って接することのできる人間がブランド人です。

実体験もありますが、結構見られているんですよね。

ミスをしたときなどの極限状態で、人のせいにするのか、誠実に自分のせいだと認めて反省するのかでその人の価値が見定められると思います。

 

さらに、内面的な自信を持つようにしましょう。病院をクビになっても、自分は自分と自信が持てるのはカッコいいですよね。

その反面、◯◯病院に勤めている自分は凄いという自信は、外部要因に頼っているため、病院を辞めた途端、見向きもされなくなる可能性もあります。

病院のブランドではなく、自分のブランドを確立しましょう。

 

自戒の意味も込めてます

以上、ブランド医療人戦略9選、いかがだったでしょうか。

もちろんぼくもすべてできているわけではありません。もっとやっていかなければならないと反省をしながら、本書を読まさせていただきました。

医療業界含め病院は、田端さんが所属されているスタートトゥディなどの先端企業に比べて、10年以上は遅れていると思います。

なにかを成し遂げたいと感じているなら、10年進んでいる人たちの金言に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 

給料をもらうだけ、それだけのために医療の仕事をしている。

ぼくはそれでもいいと思います。

でもせっかく医療に携わっているのであれば、患者さんのため、そして、自分のためにワクワクするような仕事にしたいなと思います。

センスが無くても大丈夫!まずは抑えたい透析穿刺の基本【場所編】

透析CEなのに穿刺が苦痛、@momograndpaです!

センスが無くても、苦痛な穿刺をすこしでも成功率をあげて、自分も患者さんも精神的負担を減らし、ハッピーになろうという連載です。

今回は穿刺の場所。

いつも痛み止めのテープ(リドカインテープなど)を患者さんが貼っている場所の中で、なんとなく穿刺の跡がたくさんある場所から刺してませんか?

穿刺の場所の決定は、わずか数ミリ違うだけでも、成功率を大きく左右します。

簡単にもなるし、難しくもなります。それだけでなく、一番重要な患者さんのシャントや人工血管の寿命も違ってきます。

場所の選択のコツをいくつか紹介しますので、ご覧ください!

 

刺さない方が良い場所

刺さない方が良い場所というのは、こちら側の都合(失敗しそうだから)ということももちろんのこと、患者さんの都合、つまりシャントを長く使ってもらうための気遣いがメインです。

穿刺した場所によっては、出血が止まらなかったり、シャント閉塞の危険性を秘めた場所もありますので、注意しましょう。

 

刺さないほうが良い場所の代表例は、光っている瘤の頂上です。

瘤は太くなっているし、刺しやすいと感じるかもしれませんが、頂上が光っている瘤は、皮一枚隔ててすぐ下は、内圧が上昇した血管です。しかも血管壁が薄くなっています。穿刺したことで、出血が止まらなかったり、最悪の場合は破裂の危険性があります。

 

 

触診で血管の断面をイメージ

場所を選択する際は、触診を欠かさないようにしましょう。

触診によって血管の断面をイメージします。視診だけではわからない血管の内部を、エコーで見るかのようにして、触って確認しましょう。

ポイントは

  • 皮膚、血管の硬さ
  • 血管の走行
  • 血管の内腔

硬い血管に穿刺する場合、皮膚の下で血管がコリコリと動く可能性を考えて、固定が重要となってきます。

血管の走行も、血管を上からみて左右にうねっているだけでなく、浮いて、沈んでを繰り返している場合もあります。360度イメージしましょう。

血管が太く見えていても、血管壁が厚くなっているだけで、内腔が狭くなっている場合もあります。その場合、穿刺した際、浅すぎて失敗する場合があります。ある程度、内腔が狭くなっていることが予想できれば、普段の感覚より深く針を進めることができるようになります。

 

「刺す場所」ではなく「針の進む方向」を見る

刺す場所も重要ですが、針の留置する場所を見ることも重要です。

曲がっている血管であれば、針を穿刺する場所よりも、透析を行なっている間、針を留置する場所をどこにするかも決めてから穿刺しましょう。

外筒を進める際、あまり進めすぎると曲がり角に当たってしまい、脱血不良となることがあります。

左右だけでなく、上下、つまり深く進めるべきか、浅く進めるべきかも確認しておくと良いでしょう。

 

血管だけでなく、皮膚、骨、筋肉を見る

穿刺するときは、血管が動かないことが重要です。

穿刺位置を決定する場合は、皮膚、骨、筋肉の状態や血管との位置関係を考えましょう。

上腕に穿刺する場合、上腕の筋肉が発達している患者さんであれば、筋肉が固定となりますが、筋肉があまりなく、皮膚がたるんでいる場合、血管の固定が重要となります。

橈骨の上に載っている血管に穿刺する場合も、骨の上に血管が乗ってしまって血管が動く可能性があります。骨の位置を確認して、血管が動かないように固定する方法を確認しましょう。

 

場所の選択で成功率アップを狙え

場所の選択で穿刺の成功率はかなり変わってきます。

視診、触診でまずは穿刺するのに最適な場所を探しましょう。

しっかりと場所を選択し、どのような血管かをイメージすることによって、血管に合った穿刺の仕方を考え、工夫することができます。

針を持つ前に、患者さんのシャントを見て、触ることを意識していきましょう!

 

※図を今後公開します。とりあえず、文章upです!

 

 

これからの【スペジェネ論争】の話をしよう

こんにちは。@momograndpaです。

医療従事者ではあってもなくても、【スペジェネ論争】を考えたことはあるでしょう。

今回はそんな不毛な【スペジェネ論争】を一歩前に進めるための思考法の話です。

 

スペジェネ論争とは?

医療系のスペジェネ論争は、

 

スペシャリスト→専門性を高めること

ジェネラリスト→様々な業務を行えるようになること

 

どちらが良いかという論争です。

例えば臨床工学技士でいうと、

 

スペシャリスト→人工心肺や透析のみを業務として行い専門性を高める

ジェネラリスト→文字通り様々な業務を行えるようになり、横断性を高める

となります。

 

この論争には「〇〇をするために」が抜けている

どちらかが良いという場合、前提条件として「何のために」スペシャリスト、ジェネラリストになるかという視点が抜けているので、いつまで経っても不毛な論争になってしまいます。

まず、自分は何がしたいのか。

何のための専門性、横断性なのか。

自問自答してみて、答えを出してみましょう。

人それぞれ答え、目標は違います。

土俵が違うことを抜きにして、どちらがいいかを議論したところで、絶対に答えは出ません。

 

その先に何があるのか

ある人の目標が、「総合病院で臨床工学科の科長になる」「組織の全体を見渡せるマネジメント層になる」「技士会で政府に働きかけるような技士になる」であればジェネラリストになることが適しているでしょう。

ある人の目標が、「ある分野で研究者になる」「専門病院で専門性を極める」「学会で講演に呼ばれる」であれば、スペシャリストになることが適しているでしょう。

また、どちらのキャリアを歩むのか明白に出来るような、業務設定にすることが組織としての役割と、自分は考えます。

良い組織は、どちら側を望んでいるのか、なぜそうしたいのかを引き出していけるような業務設定をしていると思います。組織を選ぶひとつの基準にしましょう。

 

重要なのは、その先に何があるか。

キャリアを考えるひとつの助けになれれば幸いです!

 

 

ウェアラブルの管理をCEが考える

どうも@momograndpaです。

 

 

リストバンド型で在宅患者の脈拍データを医師や医療機関に飛ばす。

在宅医療を受ける患者さんにとって、緊急時や異常時の不安はつきものですよね。安心して家で医療を受けるために、このようなウェアラブル型のセンサーは今後重要となってきます。

 

ではこういう機器を管理する上で、臨床工学技士が考えていかなければならないことに、どんなことがあるでしょうか?

 

測定不可な場合はあるか

どんな仕組みで脈拍を測定するか明確ではないので、なんとも言えないですが、測定精度はどうでしょうか。

患者さんが動いたり、汗をかいたりした場合、ちゃんと測定できるかはチェックする必要がありますよね。

 

 

どんなリスクがあるか?

患者死亡のリスクは、なかなか高いと思います。

その機器のせいで亡くなる(感電とか?)は無いと思いますが、その機器が正常に動作しないせいで、異常感知ができず…というリスクは高そうです。

 

管理は誰がするのか

臨床工学技士が一括して管理することは可能でしょう。

何ヶ月に1回は点検する、というのは院内のモニタなどの基準に沿う形で考えていかなければならないとは思います。ペースメーカー外来のように、それにあった外来日を設定するような形になるでしょうか。

在宅に関する医療機器の規定なども進めていかなければなりませんね。

 

アラームコントロール

「狼少年」という話があります。狼が来る来る嘘を言ってたら、本当に来た時に誰も本気に受け止めなかったという話ですが、アラームも同じです。

テクニカルアラーム(技術的に鳴ってしまう警報。ノイズとか)や患者さんによる誤作動のアラームが鳴りすぎて、気にも留めなくなって、本当にヤバい時になっても誰も気づかなかった…なんてことが無いようにしなければなりません。

特に在宅の場合、すぐに見に行けるわけではありません。

異常があったら連絡するという一手間がある上、患者さんにとっては誤報だった場合、煩わしい→結局着けなくなったということも十分考えられます。

患者指導も難しそうですね。

 

医師や医療機関の負担

異常にいつでも気づくことができる=消防や在宅医療の医師や看護師、スタッフはいつでも出動準備をしなければならない、ということは、なかなか負担多くなる可能性はあります。

 

医療テクノロジーのエンドユーザー=患者

在宅医療に関わる機器を管理していかなければ、何かあった時の責任は病院になります。

医療機器が在宅にたくさん入ることで、臨床工学技士がエンドユーザーである患者さんとコミュニケーションをとることが重要となるでしょう。服薬アドヒアランスならぬ、医療機器アドヒアランスという言葉も出て来るかもしれません。

臨床工学技士の役割はテクノロジーの発達によって変化していくはずです。医療機器が発達しなければ、臨床工学技士という資格は生まれてなかったはずですし。

 

新しいテクノロジーによってより便利に、より安全になることを期待しつつ、臨床工学技士としてテクノロジーの管理を考えていきましょう!

経沢さんのvoicyを聞いて〜医療職が後輩力をつける

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どうも@momograndpaです。

 

最近車に乗るときや家事をしているときに、voicyを聴いてます。

Voicy(ボイシー)

ぼくがフォローしている人は、イケハヤさん、はあちゅうさん、サウザーさん、風呂敷畳み人ラジオ、田端さんなどなど、今もときめくインフルエンサーの方々です。

医療職はどうしても見聞が狭くなりがちだと思うので、こういう方たちが今どんなことを考えているのか、世界の流れを知っておくことは非常に重要だと思います。

定期的におすすめの回などがあれば、医療職がどんなふうに仕事に役立てるか考えて、ブログにアップしたいと思います。

 

今日ご紹介するのは、起業家・投資家の経沢香保子さんのvoicy 仮想銀座高級クラブ「かほこ」。

社会人のお悩み相談に乗ってくださる優しい声の方です。

 

 

「後輩力をつける」回を聴きました。医療職って特に先輩に左右されることが非常に多い職種です。

看護師さんのプリセプター制度をとっているCEの部署もあるのではないでしょうか。

その割に社会人的な指導(教育理論など)はあまりされず、慢性的な人手不足のため、すぐに実践の現場に放り込まれること多々ありますよね。

そんな中で、どんな先輩についても後輩としてどんな態度で臨めば、うまくやっていけるかというのを経沢さんが教えてくださっていたので、一部紹介しますね!

 

後輩力=育てがいがあると思われる力

そもそも後輩力とは?

先輩は誰しも後輩にすくすく育って欲しい、と思っています。でも先輩も人間…こんな態度とられたら教えるのも嫌になったり、育てたくないと思うことだってあります。

経沢さんは「後輩力とは育てがいがあると思われる力」とおしゃっていました。

先輩が育てたい!一緒に成長したい!と思われるということだと思います。

 

ぼくが思うに、これってあんまり個々の成長速度とは関係ないような気がします。出来が良くて、なんでも言われた通りできるけど教えるのが嫌になるタイプもいれば、不器用で失敗ばかりだけどほっとけなくて成長を見守りたいと思うタイプもいます。

その人の実力や性格、だけでなくて、心がけや態度が重要というわけですね。

経沢さんのvoicyでは以下の4点挙げられていましたので、ひとつずつ見ていきたいと思います。

 

アドバイスはとりあえずやってみる

されたアドバイスをないがしろにされるほど、悲しいことはありません。もちろん、先輩のアドバイスが100%あっていることはないですし、合う合わないもあります。

でも、その先輩がアドバイスしてくれた気持ちは汲むようにしましょう。

とりあえずやってみて、それから自分の中に取り入れるか、どうするかは決めましょう。

 

やってみたことをフィードバック

やってみた、その結果どうだったか先輩に伝えましょう。

「良い結果がでました!ありがとうございます!」と言われたら、先輩も嬉しいです。

「やってみたのですが、うまくいきませんでした…次回はどうすれば良いですか?」と聞けば、さらに有益なアドバイスを違った観点からくれるかもしれません。

 

先輩の状況を想像する

先輩は後輩の指導だけが仕事ではありません。自分の仕事をたくさん抱えて、後輩の指導をしている場合もあります。

想像力を働かせて、先輩の都合や状況を考えてから指導を求めるようにしましょう。忙しくないか、あとで時間をとったほうが良いか、先輩の都合に合わせることも考えましょう。

先輩に指導してもらうということは、先輩の時間をもらうということになります。

先輩の立場からしてみて、時間を奪われたかと感じるか、後輩を育てるために投資したかと感じさせるのは、後輩次第です。

 

いつまでも恩を忘れない

独り立ちした後輩が「〜さんに育ててもらいました」と言っているのを聞いたら、どう思うでしょうか。先輩は嬉しいですよね。

良い仕事をすれば、先輩は必ず見てくれています。今良い仕事ができるのも、育ててくれた先輩のお陰ということを意識すれば、また先輩に頼りやすくなりますし、先輩も後輩に頼りやすくなります。

 

結局は想像力だと思う

後輩もまた新人さんが入れば、先輩になります。

人の気持ちは複雑で、なかなか手にとるようになんかはわからないけれど、自分が先輩になったときのことをイメージできる人は、やっぱり教えられる側としても優秀です。

人の気持ちを想像することが出来る人は、患者さん相手でも、上司相手でも、先輩相手でも、やっぱり頼もしい存在です。

 

すべての人は、誰かの後輩です。

ぼくもこれから後輩力をもっと身につけたいと思います。

読んでくださってありがとうございます!