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センスがなくても大丈夫!まずは抑えたいシャント穿刺の基本【心構え編】

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臨床工学技士になって早8年…穿刺が大嫌いな@momograndpaです。

毎回毎回苦痛です。でも、配属された先が透析センターだから、穿刺やらないわけにはいかんのです。新人の頃は毎回毎回失敗して、患者さんにひたすら謝る日々…

センスがないことは自覚していたので、じゃあセンスがない中でどうやったら成功率が上がるのかを考えていました。今ではシャントを作ったばかりや穿刺が難しい患者さんも、成功率を落とすことなく、穿刺できるようになりました。

これから穿刺の基本や難しい患者さんに対するアプローチなど、過去の自分に対するアドバイスのような記事を作っていくので、透析の穿刺に悩んでいる臨床工学技士や看護師さんの助けになればと思います。

今回は【心構え編】です。

 

まずは“あいさつ”から

そこからかよー!って思う方。

ぼくもそう思いますが、「よろしくお願いします」のあいさつもしてくれない人を信頼して、針刺させますかって話です。

これから針を刺す=苦痛を伴う行為を行う上で、信頼関係は重要です。

例えば自分が虫歯の治療をするときのことを思い出してください。歯科医師の方や歯科衛生士さんが、何もいわずおざなりなあいさつで「治療しますよー」と言って、いきなり痛みを伴う治療をさせられたりしたら、誰でも嫌ですよね。

透析の患者さんは、これから何回も穿刺をするかもしれない相手です。不信感を抱いたまま穿刺されることほど、苦痛なことはないし、多分穿刺の成功率も下がります。

信頼してくれた患者さんから言われて嬉しかったのは、「俺の腕で練習しろ」「失敗しても@momograndpaならいいよ」と言われたことです。そこまで信頼してくれていたら、お互い嬉しいですよね。

まずは気持ちの良いあいさつから。

基本は大事にしましょう。

 

失敗は仕方ない。でも謝罪と反省と振り返りは忘れない

誰でも失敗することはあります。失敗しない人はいなし、むしろ失敗して上手くなるんです。

でも、失敗したことを「あなたの血管が悪いから」と言って責任転嫁するのは絶対にやめましょう。素直に「すいません」「申し訳ないです」と謝りましょう。

自分のスキル不足なんです失敗は。

そして、失敗をどうするかがその人の価値なんです。

必ず振り返りをしましょう。なぜ失敗したのか、なにが原因なのか、どこから穿刺すればよかったのか、角度か…反省点はいくらでも出てきます。

修正してもらったら、なぜ外れていたのか修正してくれた人に聞いたり、穿刺を見てもらっていたら、何がいけなかったのかを先輩やベテランの方に聞くようにしましょう。

それだけで失敗したとしても、うまくなっています。

 

患者さんは1年で300回以上穿刺しないといけない

1年52週×週3回×脱血側返血側2本=312回の穿刺…

1年間で300回以上穿刺されなければならないので、穿刺する医療者としては、その痛みに共感し、痛みが少なく成功する方法を努力していきましょう。

患者さんとのコミュニケーションと失敗に対する対処、まずは穿刺する前にこの2つを心がけてみましょう。

それだけで、成功率は変わってきます!