となりのCE室

あなたは医療関係者ですか?

ウェアラブルの管理をCEが考える

どうも@momograndpaです。

 

 

リストバンド型で在宅患者の脈拍データを医師や医療機関に飛ばす。

在宅医療を受ける患者さんにとって、緊急時や異常時の不安はつきものですよね。安心して家で医療を受けるために、このようなウェアラブル型のセンサーは今後重要となってきます。

 

ではこういう機器を管理する上で、臨床工学技士が考えていかなければならないことに、どんなことがあるでしょうか?

 

測定不可な場合はあるか

どんな仕組みで脈拍を測定するか明確ではないので、なんとも言えないですが、測定精度はどうでしょうか。

患者さんが動いたり、汗をかいたりした場合、ちゃんと測定できるかはチェックする必要がありますよね。

 

 

どんなリスクがあるか?

患者死亡のリスクは、なかなか高いと思います。

その機器のせいで亡くなる(感電とか?)は無いと思いますが、その機器が正常に動作しないせいで、異常感知ができず…というリスクは高そうです。

 

管理は誰がするのか

臨床工学技士が一括して管理することは可能でしょう。

何ヶ月に1回は点検する、というのは院内のモニタなどの基準に沿う形で考えていかなければならないとは思います。ペースメーカー外来のように、それにあった外来日を設定するような形になるでしょうか。

在宅に関する医療機器の規定なども進めていかなければなりませんね。

 

アラームコントロール

「狼少年」という話があります。狼が来る来る嘘を言ってたら、本当に来た時に誰も本気に受け止めなかったという話ですが、アラームも同じです。

テクニカルアラーム(技術的に鳴ってしまう警報。ノイズとか)や患者さんによる誤作動のアラームが鳴りすぎて、気にも留めなくなって、本当にヤバい時になっても誰も気づかなかった…なんてことが無いようにしなければなりません。

特に在宅の場合、すぐに見に行けるわけではありません。

異常があったら連絡するという一手間がある上、患者さんにとっては誤報だった場合、煩わしい→結局着けなくなったということも十分考えられます。

患者指導も難しそうですね。

 

医師や医療機関の負担

異常にいつでも気づくことができる=消防や在宅医療の医師や看護師、スタッフはいつでも出動準備をしなければならない、ということは、なかなか負担多くなる可能性はあります。

 

医療テクノロジーのエンドユーザー=患者

在宅医療に関わる機器を管理していかなければ、何かあった時の責任は病院になります。

医療機器が在宅にたくさん入ることで、臨床工学技士がエンドユーザーである患者さんとコミュニケーションをとることが重要となるでしょう。服薬アドヒアランスならぬ、医療機器アドヒアランスという言葉も出て来るかもしれません。

臨床工学技士の役割はテクノロジーの発達によって変化していくはずです。医療機器が発達しなければ、臨床工学技士という資格は生まれてなかったはずですし。

 

新しいテクノロジーによってより便利に、より安全になることを期待しつつ、臨床工学技士としてテクノロジーの管理を考えていきましょう!